iPhone用Matterportのご使用について

iPhone用Matterportのご使用について

最終更新日:2020年9月25日 02:40



Matterport Captureアプリは、物理スペースに独自の3Dモデルを作成することにおいて、
最初のステップとなります。
一度インストールすると、最初の3Dデジタルツインをキャプチャーし、
作成するために互換性のあるカメラが必要となりますが、
そのカメラは現在、ポケット内にあるiPhoneに搭載されています。

Apartment_00045.jpg
 
iPhone用Matterport(現在β版)は、iOS用の最新バージョンのMatterport Captureアプリ(4.0)と
セットになって提供されている新しい3Dキャプチャー方法です。
この手引きでは、iPhoneまたはiPadでデジタルツインをキャプチャー、修正、
そして共有するために必要な各ステップを紹介していきます。

はじめに

デジタルツインとは何ですか?




デジタルツインとは、住居ビルや、商業用ビル等の建築スペースを位置的に、
正確に再現した3Dデジタル表現のことです。
Matterportの強力な一体型3Dデータプラットホームは、ある空間を正確かつ没入型の
デジタルツインへと変化させます。
3Dモデルのギャラリーを見るためには、下記URLをクリックして下さい。

デジタルツインを作成するためには、どのように空間をキャプチャーすればよいですか?



空間をスキャンするために、カメラなどのキャプチャーデバイスが必要です。
Matterportは弊社のMatterport Pro2カメラとselect 360° カメラを含む
幅広いタイプのデジタルカメラでも動作します。
カメラの選択は、時間に合わせて即時的な要求や高まる要求によって左右されます。
さらに知りたい場合は、下記URLをクリックして下さい。

いつiPhone用Matterportを使用するべきですか?(Pro2または他の360°カメラの使用するのではなく)



Pro2カメラは、例外なしに、3Dキャプチャーの標準基準です。
Pro2カメラにロードされたハードウェアは、極めて寸法が正確で、
大から小までのあらゆるタイプの空間に対しても美しいイメージ品質を生み出します。

一方で、360°カメラは、高度な正確性が必要ではなく、
より小さい空間をキャプチャーするのに最適です。

Pro2または360°カメラが実行可能な選択ではない場合、iPhone Captureの使用は最適な選択です。
高価な買い物をせずに3Dキャプチャーの下調べをしておくことが最善の方法です。

他の360°カメラのイメージ品質と同レベルのデジタルツインを作るために、
ポケットの中にあるiPhoneを使いましょう。

あるいは、お使いのiPhoneのカメラの解像度にもよりますが、
場合によってはさらに良い品質となります。

始める前に

必要なもの



1.アクティブなMatterportアカウント
こちらをサインアップするか、アプリ内でサインアップして下さい。
sign-up-01.png

2.iPhone6S以降、またはiPad Air2以降
-すべての互換性iOSデバイスを確認するために、以下のリストを参照して下さい。

サポート対応のiPhoneモデル
サポート対応のiPadモデル
iPhone 11 Pro 

iPhone 11 Pro Max 

iPhone 11 

iPhone SE (第2世代) 

iPhone XS 

iPhone XS Max 

iPhone XR 

iPhone X 

iPhone 8 Plus 

iPhone 7 Plus 

iPhone 7 

iPhone SE (第1世代)

iPhone 6s Plus 

iPhone 6s
iPad Pro 12.9-インチ (第4世代) 

iPad Pro 11インチ(第2世代) 

iPad Air (第3世代) 

iPad (第7世代) 

iPad mini (第5世代) 

iPad Pro 11インチ (第1世代) 

iPad Pro 12.9インチ (第3世代) 

iPad Pro 12.9インチ (第2世代) 

iPad Pro 12.9インチ (第1世代) 

iPad Pro 10.5インチ 

iPad Pro 9.7インチ 

iPad Air 2

3.iOS用の最新バージョン(4.0)のMatterport Captureをダウンロードして下さい。

最初のスキャンをセットアップする



1.アプリを起動するために、iPhoneのホームスクリーン上にある
Matterport Captureアプリをタップして下さい。

2.開始するために、Capture内でMatterportアカウントにサインインして下さい。
・まだアカウントを作成していない場合は、無料でサインアップできますのでお試し下さい。

3.スクリーンの右下隅にある+ボタンをタップし、スキャンを開始して下さい。

4.New Jobのウィンドウが表示されたら、アドレス情報を編集して下さい。

5.スクリーンの右上にあるSaveボタンをタップして下さい。

6.表示されたウィンドウで、スクリーンの左下にあるOptionボタンをタップして下さい。

Job_-_01_-_Empty__5_.png

Simple Scan又はComplete Scanを選択して下さい。







Scan Optionsウィンドウが表示されたら、3D Scanがトップメニューに
選択されていることを確認して下さい。
その後、Simple ScanかComplete scanのどちらかを選択して下さい。
違いを確認してみましょう。

Simple Scan方式(iPhone X)
Complete Scan方式(iPhone X)
SimpleX.png
completex.png
天井付近のボケに注目
天井部分の透明度に注目

Simple Scan方式
Simple Scan方法は、空間をキャプチャーするために、
1回の360°フル回転(1リング)を用いています。

2つの方法の中では最も速いですが、垂直視野角が最少となります。
この方法では、スキャンした画像の上部と下部(天井と床)に
ボケ部分が生じることになるでしょう。

もし、高い天井がある建物をスキャンする場合、
または天井の詳細をキャプチャーしたいような場合は、理想的な方法ではありません。


iPhone11Proで簡易スキャン方式で撮影されたスペース

Simple Scan方法は、iPhone11以降をお使いの場合に使用すべきです。
なぜなら、これらのカメラは超広角レンズ機能を備えているからです。
iPhone10およびそれ以前のものは、この機能を搭載しておりません。
その場合は、Complete Scan方式が優れた選択です。

Complete Scan方式
Complete Scan方法は、空間をキャプチャーするために、
3回の360°フル回転(3リング)を用いています。

この方法は、スキャンするためにより長い時間を要しますが、
空間の中間、上部、および下部をキャプチャーすることによって、
広い垂直視野角を与えてくれます。
もし高い天井がある建物をスキャンする場合、または天井の詳細を
キャプチャーしたい場合には、優れた選択です


iPhone11ProでComplete Scan方式で撮影されたスペース

Complete Scan方法は、旧バージョンのiPhoneを使用している場合(iPhone10以前)には
良い選択です。
さらに、居室やより小さい空間に最適です。

お使いのデバイスが何であろうと、どちらの方法で最良の結果が
得られるのかを確認するために、
Complete Scan方式とSimple Scan方式の両方を試してみましょう!

できる限り最善なデジタルツイン品質を得るためにキャプチャーする



思い通りの3Dをキャプチャーする秘訣は、ご使用のiPhoneを垂直かつ水平に安定させておくことです。
その後で、iPhoneが3脚に置かれたかのようにカメラを回転させて下さい。
カメラは静止したままで、カメラの周りをあなた自身が回転しているようなイメージです。

1脚または3脚の使用は必須ではありませんが、特に大きな空間をスキャンする場合、
iPhoneでのスキャンをかなり楽にしてくれます。1脚/3脚の使用によって、
お使いのカメラの動きを低減させることで、モデルの品質を改善できます。
そのことにより、結果的に位置合わせを向上します。


キャプチャーを始める





1.スキャンを開始するために、Captureアイコンを押して下さい。

2.オンスクリーンガイドに従って下さい。
一連の白いドットに電話を向けるように指示されます。

・各ドット周りにあるピンクのリングを見ることで、実行中のスキャンの進行状況を
確認することができます。

3.一度、1回の360°回転、または3回の360°回転(キャプチャー方法に依ります)が完了すると、
スクリーンは、Processing Panoramaを読み込みます。
・これは、Matterportアプリがキャプチャーした一連のイメージを繋ぎ合わせていることを
意味しています。

4.次のスキャン位置に移動して下さい。
・前回のスキャンから5~8フィート(1.5~2メートル)離れて下さい。

5.次のスキャンを撮るために、Captureアイコンを押して下さい。
・適切な距離がとれた場合、キャプチャーが前回のものと新しいスキャンとを
自動的に調整します。

6.ミニマップ上のスキャン位置を参考して下さい。下記をご覧下さい。

Matterportクラウドにスキャンをアップロードする



1.スキャンが終了したら、Caputureウィンドウ右上のUpload buttonを押して下さい。
Job_-_01_-_Empty__5_.png

2.表示されるUpload without marksのメッセージを確認して下さい。
・ミラー、ウィンドウ、およびトリムの印をつけ、モデルの品質を向上させたい場合、
下記ナレッジベースを確認し、参考にして下さい。
ナレッジベース参照:窓、鏡、トリムをマークする

3.複数の機関の構成員である場合、適切な機関を選択するようにして下さい。

4.Matterportクラウドにモデルを送るために、もう一度Uploadボタンを押して下さい。
MatterportのCortex AIが2Dのパノラマイメージを3Dのデジタルツインへと変換し始めます。
電子メールを通じて、モデルを見る準備ができているかを通知されます。
これには通常、数分間かかります。


デジタルツインを編集するためのWorkshopを使用する。






スキャンをより洗練させ、見栄えよくするために、それを編集し、
向上するためのツールとしてWorkshopというMatterportのオンラインツールボックスを
使用することができます。
このセクションでは、これらのツールがどのように動作するかの
一般的な概要を紹介します。



撮影中に撮った任意の360°スキャンを追加するために、このツールを使用します。
外環境(例えば、建物の裏庭の前または後ろ)で撮影する時、
これらの360°スキャンが撮影されます。

360°スキャンを3Dスキャンへ追加することによって、
ユーザーは、疑似的に建物の「外に出る」ことができ、
陽射しの中で、遠くからそれを見ることができます。


Mattertagsは、固有な環境側面をポイントし、スキャンを違った側面で分類するために使用します。
また、Mattertags内でメディアを共有することもできます。
例えば、Mattertagをソファにセットした後で、直接それを販売した販売会社とリンクします。

hlr2.png

highlight reelは、3Dモデルに没頭するための重要なツールです。
そのツールは、スキャンされた空間の最も重要な部分をハイライトする、
現在進行中の一連の2Dスナップショットです。
これによって、ユーザーがスキャンの中で「バーチャル・ツアー」を体験し、
このツールを使用して、自身でセッティングした経路を進むことができます。


measurementツールは、廊下、窓、および天井高のようなランドマーク特徴を確認し、
計測するためのツールです。
計測したものは、個人記録管理に保存でき、または他のユーザーと共有もできます。

Screen_Shot_2020-05-01_at_6.44.11_AM.png

モデルの異なる部分の特定静止(または360°)画像を撮り、他の部分と共有します。

デジタルツインを共有する



一度、スキャンをMatterportクラウド上にアップロードしたら、
モデルをソーシャル・メディア、またはGoogleストリートビュー、
VrboとHomeAwayおよびrealtor.comを通じて公開させ、
他のMatterportユーザーと共有することができます。

もし、フリーのユーザーである場合、一度に一つの空間のみアップロードし、
共有することができるということにご注意下さい。
フリーのユーザーであっても、別のユーザーと共有したい場合には、
一つの空き空間を保管できます。

 galgorm-spa-picture.png

位置情報を編集する



位置情報は、デジタルツインの位置を自動的に設定するのに役立ち、スキャンを調整します。
iPhoneからのサインアップ中に位置アクセスを可能にした場合、住所が自動的に入力されます。
デジタルツインを公開し、共有する場合には、住所が公開して見られるようになります。

もし、任意の位置情報を削除せずにiPhoneでキャプチャーし続けた場合、
Matterportクラウドにおける空間設定を操作することによって、スキャンを撮影した後でも、
この情報を削除することができます。
展示場内の個人情報を変更するためには、以下の手順に従って下さい。

1.my.matterport.com に入って下さい。
2.変更したい住所情報が入っている空間を探し、開いてください。
3.展示場内で空間が開いたら、展示場ウィンドウの左上のDetailsボタンを押して下さい。
4.開いたウィンドウで、Public Details、Address Visibility、およびInternal Detailsセクションを完全に変更(または削除)することができます。
5.すべての住所情報を削除するために、Address Visibilityセクション下のNoneバブルをクリックします。
6.変更を維持するために、ウィンドウの右上にあるSaveボタンを押します。


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